大島は橋がないので島外への移動は船になります。
一緒に作業した方々が帰るときは必ず見送りに行きます。毎回毎回で見送りも飽きて来ますが、見送られる側はこれが最初です。大島に来てよかった、またいつかここに来たい。そう思って頂く為に、見えなくなるまで懸命に手を振ります。やってみてわかったことですが、ずっと手を振るのもなかなかの重労働です。
見送りが終わるととても清々しい気持ちになります。
いつも一緒に見送りに行くメンバーの誰かをいつか見送る日も来ます。僕が見送られるときも。
そして、またこの島にやって来たときは、以前がそうだったように、僕の知らない風景が広がっているのでしょう。

三井あつし